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基礎について

 自宅のレンガ塀が今年の3月の東日本大震災で、液状化被害の影響で中まで沈んでしまいました。その工事に今ようやく取り掛かり、業者のおじさんからのお話しで、レンガを支えるためのコンクリートの基礎が足りない事が判明しました。しかも、本来の支えるべき基礎が、規定の10分の1と聞いて、私は驚きました・・・。

 これは建築の世界のお話でいえば、基礎の土台工事を手抜きして美しく家を建てていったから、大震災で大きな被害を受けてダメになった結果ですよね。人間でいえば、漢字の読み書きの基礎ができないまま、それを放置して次の難しいお勉強にどんどん進めていった結果、最後にボロが出てくることの例えですね。

 音楽の世界でいえば、読譜、楽典やソルフェージュのお勉強をせずに、難しい曲を次々とやって放置した結果、音楽そのものを理解出来てない、いい加減な音色で奏でているだけの、基礎のなさが判明します。ピアノ演奏では、姿勢と手指の形が悪ければ、身体に不自然な力が入ってしまうので、美しく歯切れの良い音は奏でられません。フニャフニャな弱い指では、手を支える事はできませんし、詰まった響かない音が出てきます。

 人間、何をやるにしても基礎が大事です。私のレッスンでは、小さいうちから良い手の形や美しい響き、読譜などの基礎のお勉強が欠かせません。幼児の子たちは指の支えが弱いので、いきなり1本指で楽曲のメロディーを弾くには、無理があります。この時期の基礎教育を手抜きし、親御さんもそれを馬鹿にして次々とレベルを進めたがる考え方は、間違っています。お子様が大きくなった時にどこかで必ずつまづきますし、ピアノ嫌いになる恐れがありますので、長い目で見守ってあげてください。

 私の使用教材のバスティンピアノパーティーAでは、手をグーの形にして黒鍵をクラスターで弾くところから入ります。時間をかけて、自然と卵型の手が身に付くように、脱力も含めて学習しますので、お子様の入り口の教育を馬鹿にしてはいけません。必ずどこかで罰が当たります。


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