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ときめきの技

うちにピアノを習いに来て一年くらい?の大人のおねえさんAちゃんは今、大好きなラブソングを弾いています。

ちょっとせつなくてきれいなメロディーでサビでは高まってぐっとくるような、とてもステキなバラードです。コード進行もオシャレでアレンジはなかなか難しいけどその分きれいでゴージャス。

難しいそのアレンジをがんばってコツコツ譜読みができて、最近強弱など表現をプラスしていくところです。
説明をしながら私が弾いて聴かせていたらAちゃんが、

「わーすごいですー!!今のサビのところ、なんか泣きそうになっちゃいました!」

「うん、ここ『グッ!』とくるよね♪」

「先生が弾くとすごいです〜〜」

「Aちゃんもできるよ♪」

「えっ!!できますか!」

「もちろん。これから説明して一緒にやるよ〜」

と言って、その部分の表現の付け方やそのための体の使い方など説明しながら一緒に練習しました。

するとAちゃんが、

「すごい!こんなに違うんですね!!」

と、自分でも自分の演奏の変化に驚いたみたい☆

「そうだよ、Aちゃんの今の演奏も『グッ!』とくるよ♪」

「ほんとですか!先生みたいに弾きたいです!」

「できるできる。そして発表会とかでみんなの前でそうやって弾いたら、今度はAちゃんの演奏でみんなが『グッ!』とくるよ」

「うわあ〜〜☆」

とときめくAちゃんかわいい。(笑)


聴いていて『グッ!』と心が動かされる演奏って、難しいのを速く弾く、とかそういうことじゃないんですよね。盛り上がりをただ強く弾いてもちょっと違う。

大事なコードの響きの部分を強調したり、聴かせたい「この音!」っていうところをタイミングやテンポを調節したり、胸がきゅっとなるような大切な音のところを丁寧に丁寧にそっと弾いたり、ここの響きはなんて美しいんだろうっていう和音のそれぞれの音のバランスを調節して透明感のある響きにしたり、厚みのある豊かな低音の響きにするために打鍵スピードを調節したり・・・。

そんな具体的な「技」がいろいろあります。
そしてそれは上級者じゃなきゃできないことではないです。みんなできます。

そういうのが「表現」であって、音楽の醍醐味じゃないかと思います。
そしてそういうことをやっていくと発表会が楽しくなります。弾くのも聴くのもね♪
そして先生はそういうレッスンが楽しくて仕方ありません☆


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