レッスンの付き添い

時々、何歳まで付き添った方がいいですか？という質問を受ける時があります。
・・・何歳でも大丈夫ですよ。と答えると「え！？」と言われますが、本心です。
「何歳」という目安より、生徒さん本人が安心してレッスンを受けられる方が大事かな、と思っています。
また、年齢が小さい子の場合、本人が一人でレッスンの内容を理解し、家で何を練習すべきか知るなど、いくらやさしくかみ砕いたものだとしても難しいと思うのです。

「一番長いと、いくつまで付き添いってします？」
「私の知人ですが、大学入られても来られてましたね」「・・・！！！」

特殊な例ですが、本当の話。
なので、中高生の生徒さんで付き添いがあっても、「ご家族の方も興味があるのね～」と思うくらいでさほど驚きはないのです。（本人が嫌がっていたらもちろん別ですが）
でも、そんなことすると独り立ち出来ないのでは？？と思いますよね。
その後、その方はヨーロッパへ留学され（もちろん一人で(^^)）、現在ピアニストとして活躍中。う～む、そうなのか、ですよね。

それよりむしろ、お家での練習のかかわり方のほうが「独り立ち」出来るかどうかにかかわってくるのかな？と個人的には感じます。
「練習は一人」の習慣化はできているのか、指示どおりの練習ができているのか、〇をもらう為だけのアドバイスをお家でしてしまっていないか（というより先生抜きのオウチセンセイになっていないか・・・？）
また逆にレッスンに無関心、なのに〇をもらったか進んだかだけにはこだわっていないか。

習っている本人にとって良いかどうかを考えたとき、付き添いがあった方が良いのかどうかが見えてくる気がします。