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子どもの噓は、ウソではなくて願望かもしれません。


こんにちは。ピアノ教室を主宰しています。



ある日のこと、お子様を迎えに来たお母様が「うちの子、噓ばっかりつくんですよね」とおっしゃられた。小学校一年生の息子さんだ。「うん、うん」とその時は話を聞いていた。



お帰りになられてから、ふと大好きな小説家、平野啓一郎さんのサイネージ小説「竜が昇る日」を思い出した。



それから、うちの子もある時期、よく噓をついていたことも思い出した。



「竜が昇る日」は主人公が複雑な家庭の事情があるクラスの友だちと釣りの約束をする。友だちはすごく楽しみにしてくれていたし、そもそも友だちが強く望んだ釣りの約束だった。2人は遊ぶ約束をするような仲ではなかったが、友だちのたっての願いだった。家の事情で日頃は放課後に遊ぶこともできないような友だちだった。



ところが、約束の日、友だちは待てど暮らせど来ない。長い時間を待ったがついに来なかった。



次の日、主人公は友だちを問い詰めようとするが、友だちは昨日の釣りがどんなに楽しかったか、本心から嬉しそうに身を乗り出してリアルに別のクラスメートに話している、、、。



それを見た主人公は、噓をついている感じを受けなかった。

小説はさらに続いていくが、大人になった主人公は、子どもの噓は願望と言えるのかもしれないと思い至る。





この小説を思い出して、先のお母様に「子供の嘘は願望なのでは」という話をしてみた。腑に落ちたようだった。



ピアノ教室の生徒さんでも練習のことで???と思うことがある。

でも、問い詰めたりはしないことにしている。



                      井上よしこピアノ教室でした。


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