心の中のベートーヴェン

今、この本を読んでいますよ♪
「ベートーヴェンの生涯」ロマン・ロラン著



表紙にこう書いてあります。
『Das Schöne Zum Guten Beethoven 1823』

善いことに向かう美しさ、とか、善に向かう美とかそういう事だと思います。


まさにベートーヴェンの音楽はあらゆるモチーフに姿を変え、この言葉を言い続けてると思います。

私なりのベートーヴェンのイメージを表す言葉は『優美』です。

死ぬほど苦しい、神はどうして自分ほど不幸な人間を創ったのかと激しく絶望する、けれどそれに勇気を持って立ち向かう、その様が優美だと思うのです。
実際に、音楽も激しさや力強さの先におおらかで皆で光を求めていこう、という優美さを感じます。



ベートーヴェン像が浮かび上がり、彼にいっそう親しみや愛おしさを覚える本だと思います。ぜひ呼んでみてください♪


齊藤和香子