ピアノの記憶は一生もの

久留米市諏訪野町ゆかピアノ教室

～ひめゆり会～姫野由香です。

ご訪問ありがとうございます。

私は5歳からピアノを伯母に習い始めました


伯母は東京の音大に進学したのですが

大学3年の頃が関東大空襲の直前

泣く泣く卒業する前に実家に帰ったそうです。

あの頃はドイツの作曲者の作品は弾けたけれど

フランス・ロシアの作曲家の作品は弾けなかったと

話してくれたことがあります。

伯母は90歳で亡くなる前の5年ほどは

アルツハイマー型認知症にかかっていました。

でも不思議なことにピアノは忘れていませんでした。


子供の頃に弾いた〈乙女の祈り〉〈エリーゼのために〉等

きっと発表会で演奏したのでは？と思われる曲をずっと憶えていました。

病院入院中エントランスにグランドピアノが置いてあったら


「弾いてもいいかしら？」とお願いして「乙女の祈り」を弾きました。

亡くなる1年前に自宅に戻ってきたときも


「むすんでひらいて」を伴奏つきで何度も弾いていました.


楽しかった頃のピアノの記憶は指と耳で憶えられていたようです

ピアノできっと認知症の進行も遅く出来たのかもしれません
伯母を見ていて私も、息絶えるまで

ピアノを弾いていたいと思いました。

毎日弾き続けたいです。
ピアノは一生続けられるお稽古事です。



シニアの方にも是非お薦めしたいです


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