メルヘンくんとの最後の日♪

3月は嬉しい新しい出会いもありますが、どうしても悲しいお別れもあります(T ^ T)

メルヘンくんとの出会いは７年前の年長さんの時。
先に始めていたお姉ちゃんは中学３年まで来てくれました。2人はとても仲良しで、とても子供らしく無邪気でした。練習熱心組ではありませんでしたが、毎年コンクールにもチャレンジして、最後の発表会でもお母様が「えっ、こんなに弾けるようになってたんですね！」って驚くくらいかっこよく演奏してくれました♪

ピアノを始めた最初の頃、
「4部音符のドが4つのときは、1.2.3.4って歩くように弾いて、2部音符の時はゆっくり歩くように12〜34〜って弾くよ」
と説明すると
「あっ。カピバラさんみたいだね！」
と。
「どう言うこと？」
って聞いてみると
「カピバラさんはゆっくりゆっくり歩くんだよ」
って教えてくれました！
きゃーかわいい、なんてメルヘンくんなの❤︎
と、その日から私の中でのメルヘンくん。
とってものんびりマイペースで優しくて無邪気で、しかしいつの間にか背は越されていて、礼儀正しい少年に成長していました。

中学生になると部活も入るし、週３回に増える塾がピアノの日と被ることに(￣◇￣;)
本人は続けたい！と強く希望してくれましたが、音楽教室が水金稼動のため、
「ほかの先生にお願いするしかないみたい」
ってお話をすると
「ピアノは好きだし、続けたいけど、礼子先生じゃなきゃ続ける意味がないから、諦めます！でも絶対また習いに来ます！」と言ってくれました。
先生冥利には尽きますが、なんとも申し訳なく。
八女のお教室の生徒さんなので久留米までは遠すぎて…

男の子は６年生まで続けたら立派だよーと他な先生から言われますが、私の生徒さんたちは中学高校と続けてくれる子が多いため、６年生でバイバイするのはかなり久しぶりで戸惑います。
でもでもまたいつか会える日が来るはず！
新しく始まる中学校生活では、きっとピアノで養われたコツコツ積み重ねる継続する力、本番での緊張感、忍耐力や集中力、いろんなことを生かしてくれると思います！

最後に何度も何度も振り返りながらお礼を言ってくれる姿がとても頼もしく見えました。

あぁ、寂しい。。。(T ^ T)