発表会で成長する

発表会まであと一ヶ月を切りました。

「間に合うのかしら」

年中さんのママは心配そうです。








花粉症の季節。アレルギー症状が

強く出るとひどいとレッスンに

集中できず、おうちでも練習が

思うようにできません。

でも原因はそれだけではない

気がしているんですよね、と

ママは困り顔。

こども園の行事はほとんど中止。

準備をしての発表、晴れ舞台が

ないんですよ、と。

「オンライン配信や映像の公開は

あっても、目の前にお客さんが

いないと小さい子は緊張感や

実感はやっぱり持てないですよね。

ちょっと気に入らないことがあっても

みんなで練習して、本番で衣装を着て

発表して、緊張したり拍手して

もらったり、褒めてもらったりして、

やったーできた、とか失敗しちゃった

とか、達成感や実感が生まれるから、

色々なことにチャレンジできるように

なっていくんだなって思うんですよ」

お遊戯の録画では、カメラを

意識している子と気持ちが乗らず

なんとなくそこにいるだけの子が

いるのだとか。

「注目されたり、人の目線があるって

大事ですね」



昨年のお教室での発表会は、緊急事態

宣言解除の直後に個別に家族だけで

行いました。

おねえちゃんの発表の前と後に

「これからおねえちゃんの発表を

はじめます」「おわります」の

あいさつをしてくれた小さな弟くんが、

終わった後に「ぼくもできたねー」と

嬉しそうに言っていたのが印象的でした。

練習して挑む一瞬、緊張、そして

「できたー」の」実感がお子さんの成長を

大きく後押しするのですね。




なんとか今回の発表会でそんな

嬉しい！を経験してもらうには

どうすれば良いか。練習が間に

合わないなら何か違うことで

みんなの前に立って拍手を受ける

ことができないか。

ここは思案のしどころですね！

（続く）