ステージが生きる力になりました。

無観客で開催された市主催の
文化祭のコンサートが終わりました。
会員の先生方が30分ずつ枠を
担当し、それぞれ特色ある
ステージを展開なさいました。

普段着のままご出演の方、
ここぞとばかりにドレスで登場した
方。それぞれにのびのびとした演奏で
豊かな時間を過ごされていました。
当教室の生徒さん、ご指導に伺っている
合唱団の皆さんや日頃共演している
歌い手さんと一緒に舞台に出てみて、
どの方もこの日に向けて練習して
きたことが発揮できていて、とても
嬉しく感謝の気持ちで一杯になりました。


緊張しつつも気持ちのあらたまる
時間、華やいだ場、背筋を伸ばして
挑む瞬間は、実は人にとってとても
大切な物ではないでしょうか。
その一瞬のために積み重ねていくことこそが
より深い喜びに結びついていくのでは
ないでしょうか。


指揮者の大友直人先生がインタビューに
応えてこのように言っておいででした。
「AIが作曲や演奏の分野に進出する中、
私が危惧するのは、様々なプロセスを
省いてもある程度の結果が得られてしまう
社会になってしまう事です。プロセスの
手間暇をかけず、簡単に作られたものに
人は感動しないのではないでしょうか」


本物の感動を求める心、心動かされる瞬間を
創り出そうという意志。
ステージはこの両方を教えてくれる
絶好の場と言えます。
この秋、あなたもステージへ
一歩、踏み出してみませんか。