ファツィオリを弾きました

つきみ野・東林間ピアノ教室
ピアノフォルテ音楽教室です。
こんにちは。

一昨年のショパンコンクールでも話題になったイタリア製のピアノ「ファツィオリ」に、かねてから興味がありました。
コンクールでファツィオリを弾いた生徒さんが、とても弾きやすかったとの事で、益々興味津々になり、実際に弾いてみました。
場所は渋谷ホールです。

指導曲を含めバロックから近現代までの作曲家の曲を、足早に弾いてみました。

まず思った事は、かなり精密な楽器なのかもしれないという事です。

あらかじめ各音域の音量が、全体としてバランスがとれるように設計されているかのように思えました。
大きな音も割れたり濁ったりせず、透明感があります。

鍵盤は軽めで、指との一体感があります。

想定外の音が出ないので、弾いていて安心感がありました。

そして、脱力した時と、していない時では、音の伸びが明らかに違いました。
こんなピアノで練習できたらいいですね！

作曲家としては、特にショパンなどロマン派の曲が弾きやすかったです。
ペダルも敏感で、ソフトペダルもほどよく効きます。

そして、ベートーヴェンが弾きやすかった事が、意外でした。
ベートーヴェンは、ロマン派への橋渡しをしている事を再認識しました。

一方、モーツァルトは、少し無機質になってしまうような気がしました。弾き方の問題かもしれませんが‥。

どんなピアノでもひきこなすことが理想ですが、曲とピアノの相性も多少あると思っています。

また弾いて理解を深めたいです。