「絶対音感」と「相対音感」

「絶対音感を身に着けさせたいんですが、

　今からでも間に合いますか？」





先日、２歳さんのお母様から

このようなご質問をいただきました。





一般的に、

聴覚の発達は８歳で完成すると

言われているため



「小さいうちになんとかしなきゃ！」と



あせる保護者様がいらっしゃるのも

無理はありません。







しかし、そもそも

「絶対音感」って？







「絶対音感」というのは

聞こえた音の高さを

他の音との比較なしで

把握する力を言います。





逆に「相対音感」は

２つの音を比較して判別します





・・・こう表現すると

「絶対音感」の方が

特殊能力っぽいですよね？





でも、実は！



「相対音感」こそが

人間の特権なのだそうです!!

（「音楽する」は脳に効く〜

　　重野知央/編著より）



わかりやすい事例としては

私達って同じ歌でも、

自分の声の高さに合うKeyで

歌いますよね？







これこそ「相対音感」のなせる技なんです







最近、洗濯物を干していると

春の鳥たちが

たくさん鳴いているのが聞こえます





とてもきれいな「声」ですが

この鳥たち、

メロディーを覚えることはできても

Keyが変わると

同じメロディーでも

理解できなくなるそうです！





なにげに、人間ってすごい!!