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「できる気がしない」からの出発

今時の子ども達(小学生以上)の
よく使う言葉なのか、
特に女子の生徒さんからよく聞くのが



「できる気がしない」



今やっている曲よりも
少し上のレベルだったり、
よく知らない曲だったり〜
そういう
「ちょっと気乗りがしないもの」
に対して、一旦
シャットダウンする感じでしょうか。



ただ、
「できる気がしない」とは言いつつ
目がすぐに楽譜を追っていく
タイプのお子さんもいます。


そういうお子さんには
すぐに
「やってみたら?できるよ、〇〇ちゃんなら」と
言いながらそのままその曲の説明に入ることが
いつものパターン。



ところが先日のレッスンでのこと。
ピアノを始めてまだ日の浅い
小学4年生のAちゃんは違っていました。


彼女には中学生のお兄ちゃんがいます。



で、問題はそのお兄ちゃん・・・



勉強は超絶できるし
運動も万能!
そこへ持ってきて
ピアノはこれまで習ったこともないのに
耳コピ可能で、なんでも弾けちゃうらしい・・・


どうも「スーパー兄貴」。


Aちゃんもお兄ちゃんと一緒で
勉強も運動も良くできるようなのですが
とにかく自信がない。



「私はお兄ちゃんみたいにできない」


二言目にはこれ。


どう励ましても
なんせ私がお兄ちゃんを
全く知らないこともあって
説得力に欠けるんでしょう。


「お兄ちゃんは本当にすごいの」と
自信なげに言うAちゃん・・・


その様子を見ていて
いつも怯んでしまう私でしたが
珍しく、ふとひらめいた!


Aちゃんが仕上げた曲で
「一緒に連弾しよう!」と持ちかけました。


連弾譜もない、完全アドリブでしたが
なんとなく「うまくいった!」ら
すっかり楽しくなった様子のAちゃん。



今までに弾けている曲を引っ張り出して
「これもやってみよう!」



ちょうどクリスマス前。
ジングルベルも楽しく連弾してみました。


そこでちょっと聞いてみました
「お兄ちゃんと連弾したことある?」


「ない」〜〜〜〜やっぱり!?


多分、上手に耳コピできても
妹さんと「連弾」となると
なかなかハードルが高いよね・・・
と言うことは
「連弾」に関しては
ピアノを習っているAちゃんの方が上級者。


元の曲が小さい子向けのものでも
連弾になれば格段ハイレベルな曲に化ける!


Aちゃんとは、年明けにまた別の曲で
「連弾しよう」と約束しました。




ある程度の年齢になってくると
ただ褒める、励ます〜なんて
当たり前に通用しません。



そのお子さんに「考える力」があればなおさら。



それでもどこかで
「自分を自分で認めたい」欲求は
必ずあります。


この部分に寄り添って
一緒に「認める作業」ができれば
少しずつ前向きに伸びる力が湧いてきます。


「できる気がしない」ところからでも
確実に出発できれば、もう大丈夫。


長いお付き合いのできる「ピアノ教室」には
こんな力もあるんですよ。



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