ピアノを習うといいこといっぱい

じわじわと迫ってきた発表会本番。


先週まで「発表会ごっこね〜」と私が言うと
ゲラゲラ笑いながら

狭いレッスン室を歩いて
　　　⬇︎
ピアノの前でお辞儀して
　　　⬇︎
アンプで演奏して
　　　⬇︎
またお辞儀して、
歩いて・・・大爆笑してた4歳さんが


昨日のレッスンでは
何やら様子が違ってました。


いつもなら連弾の練習が終わったとたん
すぐに「退席」命令を下すお母さんに
小さな声で「ここにいて・・・」と、


心ぼそげ


アンプでの演奏も
だいぶ前から全く心配ない状態だった曲が


あれれ？


曲の順番だって？？？
記憶喪失!?



これって完全に
緊張してる〜〜〜!!


心配そうなお母さん・・・



でもこれがとっても「いいこと」


4歳のお子さんが
前もってこんなに緊張するなんて
なんと賢く育ったんでしょう！


先の予測をして生きるってことは
かなり高度なことです。


この緊張を乗り越えた先に
高いハードルを飛び越えた
自分がいるんです。


飛び越えたんだから
後戻りはなし。


次々に手強いハードルは
現れるでしょう。


その度に緊張もするでしょう。


でも、この「緊張感」こそ
成長の素


こんな経験ー発表会参加ーを何度もして
大きくなったうちの生徒さん達、
各種受験の後によく言ってくれるのがこれ

「ピアノの発表会で緊張には慣れてたから
　なんでもなかった・・・・・それに

　勉強の試験には

　消しゴムがあるからね！」


そう、ピアノでは
消しゴム、使えません。


だから緊張する！
だから成長する！



だから



ピアノを習うといいこといっぱい

なわけです。