集中力、鍛えましょう

　音大受験を決め、

　今もなお、お世話になっている

　先生の門下生になった時、

　こんな質問をされました。

　「お婆さまと同居なさっていますか？」

　

　子どもの頃、我が家のすぐ近くに

　祖父母の家があり、

　小学５年生頃までは入り浸り。

　その後はさすがに

　自分の時間が欲しくなり・・・

　そのうち祖父母も亡くなりました。


　よって

　先生の質問に対しての答えは

　「いいえ」。

　その後の先生の言葉は

　今だにはっきりと覚えています。

　

　「あ〜、よかった！実はね、

　お婆さまと同居していらっしゃる生徒さん、

　受験に失敗なさるケースが多いの。」



　その瞬間から17年後、

　うちの子ども達は

　ちゃーんと！

　婆さんと同居していました笑笑。


　
　その当時、将来的に自分の身の上に

　そんなことが降り掛かろうとは

　夢にも思わず、

　労せずして、先生に認められたことに

　喜びすら感じていたアホな私。
　
　「なんで聞かへんかったん？？理由を！！！」

　と、問い詰めたくなりますが

　後の祭り。


　今、考えるに

　うちの婆さんの一番厄介なところは


・子ども達の状況に関わりなく、
　我が道を行くところ
　　　　　　
　　例えば
　　　　　①毎日18時30分あたりから夜中まで
　　　　　　大音量でテレビをつけっぱなし、
　　　　　　　　　とか
　　　　　②受験期に「旅行行こ！」と
　　　　　　何度も誘ってくる、
　　　　　　　　　とか
　　　　　③普段元気なのに
　　　　　　受験日に合わせたように発熱・・・

　　　　　　　　　など。


　よその家庭では、もしかすると

　「お婆ちゃんが甘やかしすぎて〜」

　なんて理由かもしれませんが、

　うちは、我が道突進型婆さん。

　それ、心配なしでした。



　②と③は、私の方でなんとか阻止できた、

　が、

　①には参りました。

　たいして広くもない家の中、

　閉められるところを全部閉めても

　婆さんの部屋から聞こえる

　テレビの爆音・・・。



　でも、なぜだかうちの子ども達からは

　一度も文句が出ませんでした。

　人格形成がよくできた子達だったから？

　ブ〜〜〜〜〜〜〜〜！！

　違います。


　集中力です！

　これがなかったら、

　うちの子達、

　高校にも行けてたかどうか。

　勉強するには

　凄まじく気の毒な家庭環境でしたから。

　じゃあ、どうやってそれが得られたか？

　　　　　
　　　　　ピアノです

　　　　ピアノ学習！

　これだって、そんなにものすごい

　練習を続けてきたわけではありません。


　ただ、

　小さい頃から長〜〜〜〜〜〜く

　続けてはきました。

　これが間違いなく

　悪い環境下でも
　しっかり勉強できた理由です。
　
　
　以前、お知らせした

　育脳セミナーの報告にも

　あった通りです。



　昔の自分に教えてやりたい！！

　「大丈夫！心配ないよ！」って。