音大卒業後の就職〜人生1度きり

昔から、"音大卒業しても就職はないよ"と、よく言われています。

また、たとえピアノで教える事ができても、なかなかピアノ1本で食べていける人は、一握り。

私自身も6年前位までは、娘達の音大学費の為、他の仕事を掛け持ちしていました。
今は、おかげ様で、生徒数が、その頃の2.5倍になりましたので、必要ありませんが。


安定した収入を得るなら、学校の正規の教職員でしょう。

東京都は、長女もそうですが、音楽専科が小学校からあるので、とても人気があります。

大手音楽教室の場合、私も経験がありますが、1人あたりの月謝にたいして、非常に少ない収入なので、ある程度の収入を得るには、グレードをあげるか、生徒人数を増やすしかありません。


それでも、一般企業より、少ないので、音大卒業後は、一般企業に就職をする人もいます。

でも、不安定ですが、好きな仕事をしていたい音大生も多く、色々な教室をかけもちをしたり、音楽活動をしたりする人の割合も結構、多いです。


今までいろんな大人の生徒さんや体験レッスンで来られた方を見ていると、学生の頃、音大に行きたかったけれど、
ご両親に反対されて(学費が一般私立大学の2倍、卒業後は就職がなかなかないなど)諦めた方が、結構いました。


でも、やっぱり、音大に行きたくて、大学を受け直したり、楽器難民のように、次から次へと色々な楽器を習ったり、ピアノを家族に隠れて音大の先生に習っている人もいました。
若い頃の夢は、簡単には捨てきれないようで、
50代、60代になってもあるようです。



今の若い人は、3年で仕事を辞めて、転職する場合が多いようで、もし、その位で辞めてしまう程度なら、好きな事を仕事にできるようにすれば、それも幸せな人生かもしれません。


人生は1度きり！

今は、副業を認めている仕事もあるので、音楽の仕事とのかけもちを考えるのも良いかもしれませんね。

娘の茉里は、本当にこの仕事ができて、良かった！
と、言って毎日のレッスンを楽しく行っています。

また、長女も小学校の音楽専科の仕事を充実して送っているようです。