失敗を避けてきた子育ての反省点〜受験生のお母様より

前回までの発表会では、練習がなかなか出来なかったので、成功体験もなく、さらには練習をしない我が子に向き合う事ができなかった、我が子には失敗を経験させたくなかった、と
おっしゃっていたお母様。

2年前には普段の演奏とは違い、ガチガチに緊張して弾いていました。

そこで初めて失敗を学んだのでしょう。

マスターするのに多少、時間がかかる生徒さんなので、今年は早めに楽譜を渡し、取り掛かりましたが、なかなか譜読みから先に進むのにも時間がかかりました。

しかし、今までとは違い、練習量が増えてきたので、今年の発表会では　うまくいきました。

お母様も

「今までとは違い、自ら練習に取り組んだ事が大きな成長でした！今は行きたい高校があるから、勉強でも頑張っています。

あの時の失敗が、あの子を変えた気がします。
ありがとうございました！」

と、嬉しい言葉を頂きました。
今は受験に専念しているので、ピアノはお休みにしていますが、受験が終わったら、またピアノをやりたい！と言っているようです。

「我が子には失敗をさせたくないと思った子育ては、間違いでした」

との事。

ピアノの先生もみんな何かしら失敗を経験しています。
私ももちろんありますよ(笑)

娘の茉里先生は、一度、高校生の時に大失敗をして、その反省から音大受験では　うまくいきました。

その話もお伝えしました。

小さな失敗を恐れずに、また失敗をしても、それは将来きっと何かの役に立ちます。


受験前にわかってよかったです。
ピアノは、いろんな学びがあります。
子供の成長の手助け、また子育ての在り方を見つめ直す良い習い事ですね。