えー！個人教室を非難するような広告を出しても良いのでしょうか？②

大規模の教室での広告に、
"発表会の収支で、よくてトントン、又は赤字で、先生方のお礼もできません"
と、記載されていました。

これは教室を経営する側が、先生方を対価に見合った扱いをしていない事になります。

雇われ講師の方々は、コロナ禍で、不当な扱いをされていたとありましたが、働き方改革が叫ばれている中、音楽家や音楽講師の待遇をもう少し、見直してあげればいいのに…
と、昔、大手音楽教室講師だったから思える事です。

一昔前、それよりも前には、発表会では、先生に生徒側からご祝儀を渡す慣習のような事がありました。
しかし、今のご時世、そのような方は一部だと思います。
私は娘たちの先生方には、発表会、コンクールの際には、ご祝儀に菓子折りをつけていました。でも、されない方もいらっしゃいました。

"生徒の為なのだから、先生は無償で当然"という経営者は、いかがなものか？感じます。

学校の教育現場も昔と違い、改善されてきましたし、サラリーマン社会でも昔は、有給休暇があっても取りづらかったのが、今では取らなければいけない、というように社会もどんどん変化してきています。

生徒も先生も大切に考えてくれる経営こそが、先生のモチベーションも上がり、待遇が良くなれば、今、以上に素晴らしいレッスンを生徒さんに提供できるはずです。

当教室では、次女(茉里先生)に経費以外、全部、月謝を渡しています。
すると責任感が強くなり、モチベーションも上がっています。
ちなみに去年の発表会では、余った会費を生徒さん達に少しではありますが、返金しましたら、
「先生、返金しなくても、良いですよ」
と、おっしゃった生徒さんもいました。

"赤字が素晴らしい教室"ではないと個人的には思っています。


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東京工業大学　機械科専攻の現役大学生と、その妹さん(デザインを勉強中の大学生)共同で作成されました。

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