【紫明先生のエッセイシリーズ】夢のような日々(1992年)11
〜イタイヤ協奏曲〜
かぐやが小学2、3年の頃でしたか、「イタリヤ協奏曲」をコンサートで弾くことになっていましたのに、前日鉄棒から落ちて、左手をねんざしてしまったことがございました。
コンサートの当日鈴木先生は、舞台のそでのところで、
「ああ、これこそイタイヤ協奏曲だね。右手だけで弾きなさい」
と、けろっとしておっしゃるのです。
アナウンサーの方に、「次は、イタイヤ協奏曲です」と言って下さい、と言われました。
かぐやは、たまげてしまって、猛スピードで雲がくれ。
コンサートが終わるまで会場の一番上の人目につかない所にかくれていたそうです。
鈴木先生は「かぐやちゃんは、どこに行ったかね」と探しまわってくださっていました。
先生のユーモアの一端です。<続く>
かぐやが小学2、3年の頃でしたか、「イタリヤ協奏曲」をコンサートで弾くことになっていましたのに、前日鉄棒から落ちて、左手をねんざしてしまったことがございました。
コンサートの当日鈴木先生は、舞台のそでのところで、
「ああ、これこそイタイヤ協奏曲だね。右手だけで弾きなさい」
と、けろっとしておっしゃるのです。
アナウンサーの方に、「次は、イタイヤ協奏曲です」と言って下さい、と言われました。
かぐやは、たまげてしまって、猛スピードで雲がくれ。
コンサートが終わるまで会場の一番上の人目につかない所にかくれていたそうです。
鈴木先生は「かぐやちゃんは、どこに行ったかね」と探しまわってくださっていました。
先生のユーモアの一端です。<続く>