自分だけの音楽を探す

今回は、少し真面目なお話。。。

ピアノって、こんなお稽古事であってほしいなあ、と感じていることについて

音楽の知識を身に着けることは、避けては通れないことだと思います。

楽譜に書かれていることを忠実に弾いていくって、もちろん難しいことです。
暗号を読み解くみたいで楽しいという生徒さんもいらっしゃいます。

それならそれでもいいのですが、その先を考えてもらいたいと思っています。
例えば、フォルテと書かれているところをピアノで弾いてみるのもいいんじゃないでしょうか。

分かっているけど、あえて変えていくのも1つの楽しみ方だと思います。

どうやって弾きたいのか。。。
自分の感覚に素直になってみるのも、楽しいです。

曲が完成に近づいてきたら、強弱や、フレージング、呼吸の取り方などの指導が多くなるわけですが、そこからは、私が教えていくというよりは、生徒さんと二人で相談していくのです。
私は、どんなイメージで弾きたいのかを聞いて、それならここはこうしたら、ああしたら、、、なんて、いろいろアイデアをだしてみたり、、、
なかには、自分でいろいろ工夫してひいているうちに、全体のまとまりがなくなってしまう生徒さんもいます。そうなったら、まとめるために、ああしたら、こうしたら、、、
と、また相談するわけです。

あくまでも、弾くのは生徒さんであり、決定権も生徒さんにあります。
先生でもなければ、楽譜でもない。

自分で考えて完成した曲って、弾いてる生徒さんの表情もキラキラです。

私も思いもしない発想に、勉強させてもらっています。