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楽譜がなかなか読めるようにならない・・・・・けど

前の先生から引き継ぎ、教え始めて4年になる女の子Aちゃん。
楽譜を読むのがとてもとても苦手です。

音の名前は言えて、リズムを打ってみようというと叩けます(だいたい)。
じゃあ弾いてみよう、となるとゴチャゴチャになる。
講師生活ウン十年、今までも譜読みの苦手な子は何人も見てきていますが、その中でもかなり手強い部類です。

ある日、「先生、ノートに書いてきたのを見て弾いていい?」と聞くので、てっきり五線ノートに写したのだと思い、「もちろんいいよ~!」と言ってノートを見ると、自由帳の真っ白なページに線を書き、右手と左手の「ドレミ」がところ狭しとびっしり書かれてあります。これにはさすがにビックリ!!

ところが。それを見ながら「弾けている」んです。
しかもJ.S.バッハの小プレリュード(いわゆるポリフォニーの曲)を。

ああ、この子は楽譜は読めないけど、でもピアノが弾きたいんだ。
お家で机に向かってノートに書いているAちゃんを想像し、その「手書きドレミ譜」を見ながら一生懸命に弾いている姿をみて、そう思いました。

ただ、「ドレミ」のみだと高さが間違っていたり、右手と左手の合うタイミングがずれていたりで、それはテキストと見比べながら「楽譜ではこうなってるよね~」と訂正していきました。
次の週には「ドレミ」だけでなく休符や強弱記号も追加され、バージョンアップされていたAちゃんの楽譜。

最初の週は曲の途中まで、そして先日のレッスンではついに最後まで両手で弾けるようになりました。
最後の音を弾き終わったときのAちゃんの満足そうな顔。。。。。。

五線譜はあくまで西洋音楽のための「記録ツール」
それが読めないからといって音楽を楽しめない、というわけではないと思います。
(そりゃあ読めたら、世界がグッと広がりますが)

一つの「苦手なこと」があるだけで、音楽から遠ざかってしまうことのないように、これからもどんなことがあってもあたたかく見守っていきたいと思いました。



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