自らの気付きを大切にしています

大阪府藤井寺市のピアノ教室です。
現在小学1年生から70代のシニアの方、初心者から音大受験生までいろいろな生徒さんがレッスンに通ってきてくださっています。

小３の女の子Aちゃんは、昨年の8月からレッスンを始めたのでちょうど1年になります。
先日は発表会で長い曲をがんばって弾き切り、今はまたテキストの曲とハノン、バーナムで地道に力をつけているところです。

今週はテキスト1冊を家に忘れてきてしまい(;^ω^)、「それならば」ということで両手カデンツやリズム読みなどを中心にしたレッスンに急遽変更。
両手カデンツと私が弾くメロディーを合わせ、「メロディー・ハーモニー・ベース」の音楽の主要３要素を意識してアンサンブルしました。

そのあと、
「両手の曲でもメロディーと伴奏の音量のバランスをよく聴いてね。途中でメロディーが左手に変わるところは強弱も変えて弾けるかな？」
と問いかけると、真剣に音を聴きながら弾くAちゃん。
素敵なメロディーがもっとよく聴こえるようになりました。

「じゃあ今日はここまでね」
というと、「あ、先生、ちょっと待って～！」と言って、前に合格した曲を弾きだしました。
最後まで弾き切ると満足そうに
「この曲も、メロディーと伴奏の強さ変えてみたよ！」と。

合格のマルをあげた数か月前よりも、さらに上手に弾けました(^-^)

何より、自分で「こうしたらよくなるかも」と気付いてくれたのが嬉しかったです。

年齢に関係なく、生徒さんが自分で考え、感じてピアノを弾けることを目標としています。