コンクール、受けなきゃいけない？

こんにちは。たけざわピアノ教室の竹澤明子です。
新学期が始まって1週間、そろそろ疲れが出てくる頃ですが、皆さん大丈夫でしょうか？

コンクールとか、受けなくちゃダメですか？
いえいえ、全然そんな事ありませんよ。私のお教室では、無理に勧めたり、先生や教室のイメージアップの為に受けさせたりしません。その子の様子によって、お勧めする事があったとしても強制ではありませんし、あくまで受けたい！という生徒さんだけです。今は私が子供の頃と違って、星の数ほどコンクールがあり、それもピンキリです。今も昔も、後々音楽の世界に進んだ時に経歴として認められるものは、ごく僅かです。また、本当に本人の音楽的才能、センスで勝ち取った賞として本当に大事になってくるのは、ある年齢(学年)からのものです。それがいつなのか、ここでは書きませんが。
将来、音楽の道に進みたいと思ってからで、本当は十分なものです。そういう人は、やはりある程度結果が求められますが、そうでない人が受ける場合は、結果より、レベルアップ、やると決めた事を最後まで粘り強くやり遂げるなどの目的で受けたら良いと思います。また、コンクールで入賞した子の演奏が、必ずしも良い演奏、上手な演奏だと、勘違いしないで頂きたいですね。今日、入賞した子が、明日、違う場所で違う審査員の前で演奏したら、また入賞するとは限らないのです。
練習の成果以外にも、運や、審査員の聴き方によっても、結果が違ってくるという事を知っておいて欲しいところです。