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ディロルフ幸子ピアノ教室

  • 子供に伝えたいこと①

    ピアノを教え始めて45年以上が経ちます。日本でも、海外でも学ぶ機会があり、たくさんの先生の教えを受けました。ジュリアード音楽院、ロンジー音楽学校、カーネギーメロン大学などなど、アメリカでは住まいのあるニューヨークだけではなく、各地で学びました。そこでは、多くの先生方や世界中から来たクラスメートとの出会いもありました。 そこで私が学んだこと、それはもちろん音楽もそうなのですが、音楽以外のこともたくさんありました。私が学んだことの中に、これからの子供を育てるヒントになることがあるかもしれません... 続きを読む

    2022年2月17日

  • ピアノと勘について

     大学で保育士を目指す学生さんにピアノを教える時、学生さんには、初心者もいれば子供の頃にピアノを習ったことがある人もいます。私は一応どちらにも同じように、私の教え方を一から習ってもらっています。そして一様に、「ピアノってこうやって弾くのだったのですね」と驚かれます。 まず、「手を見ないで弾く」これが基本です。手を見ていたら、楽譜を追えなくなりますから、入門段階で、手を見る癖をつけてしまった人は、ピアノの将来に限界ができてしまいます。曲が複雑になった時に、練習が苦痛になってくるからです。そ... 続きを読む

    2021年7月2日

  • 脳の臨界期と読譜力について

    前回は、夏休みにニューヨークから日本に長期間一時帰国する日本人駐在員の子供達の英語を例に、いくら子供達が熱心に学んだことでも、脳の臨界期前だと、ほんの3ヶ月ぐらいで忘れてしまうという話をしました。 ピアノの場合でも、臨界期前の子供達は数ヶ月かけて練習し暗譜までした発表会の曲でも、その後全く弾かないでいると、早ければ1ヶ月で暗譜を忘れてしまうことはよくあります。暗譜で弾けなくなるだけではなく、楽譜を見てもスラスラ弾けなくなっていることに驚く親御さんもいらっしゃいます。でも、それは別に不思議な... 続きを読む

    2019年10月1日

  • 脳の臨界期について

    長年ピアノを教えてきて、だいぶ前から子どもの脳には9歳、10歳頃に大きな変化があるのに気がつきました。一般的には『脳の臨界期』などとも言うようです。物事の理解の仕方が無意識から意識的なものに変わる時期とでもいいましょうか、無条件に物事を受け入れられる時期と頭で理解してから受け入れられるようになる時期、とでも言えば良いでしょうか。うまく言えないのですが、明らかに子供たちの脳の働き方が変わってくる時期があるのです。 ピアノに限らず何かを習得するにあたって、特に反射神経や運動神経を要するようなも... 続きを読む

    2019年10月1日

  • 読譜について

    「何年もピアノを習っているのに、楽譜を読むのが苦手」という生徒さんは結構います。東京でも、長野でも、よくご相談を受けます。もちろんニューヨークにもそういう生徒さんは大勢いました。中には、音符にカタカナでド、レ、ミがふってあって驚いたこともあります。 楽譜が読めないのには二つのタイプがあります。一つは、音符も読めないし、ピアノもスラスラとは弾けないという場合。習い始めて1年以上も経つのに、この状態の場合は要注意です。もう一つは、音符は読めるのに楽譜を見ながらピアノを弾けない、という場合。どちら... 続きを読む

    2018年5月20日

  • 年齢に合った導入と教本 その2

    前回は、小学校低学年でもまだ手根骨の成長は未熟である話をしました。ピアノを教えるとき、物理的には、体の成長を見ながら教材を選んだりレッスンプランを立てたりしなければなりませんが、子供の理解力、つまり精神的な成長を考えたときはどうなのでしょうか。 我が子に2、3歳からピアノを習わせる親御さんもいらっしゃいますが、実は3歳の幼児は、5線譜のどこにおたまじゃくしがあるのかを把握する能力が、まだ明確ではありません。どういうことかというと、5本ある線の一番下にお団子が刺さっているのか、一番上の線にお... 続きを読む

    2018年3月29日

  • 年齢に合った導入と教本

    前回、縮小楽器のないピアノが、幼いお子様の小さな手には困難があるという話をしました。小さな手で無理に手を広げて弾くと、肩を硬直させ、無駄な力を入れる癖がついてしまうことが多いものです。その弊害は、決してその時期だけにとどまりません。人間の脳は、一度習慣化したことはしっかりと記憶に留めてしまうので、悪い習慣を取り除く方がよほど大変です。スポーツでも同じですが、無駄な力を入れないようにすることが美しいフォームにつながり、より良いパフォーマンスが得られるのです。そしてまた、無駄な力は体のある部分に... 続きを読む

    2018年2月28日

  • ピアノへの導入

    長年ピアノを教えてきて、一番よく質問されるのは、お子様がピアノを習い始めるなら何歳から習うのが良いか、ということです。これは、小さなお子様をお持ちの親御さんから、ただの興味本位で聞いてくる方までいろいろですが、私が最初にご説明するのは、「ピアノにはバイオリンのような縮小楽器がない」ということです。従って、ある程度の手の大きさになるまでは鍵盤を楽に弾くことは難しく、子供にとって結構な負担になる場合もあります。一人一人体の大きさが違うように、手の大きさにも差があるので、一概に何歳から始めたら良い... 続きを読む

    2018年2月15日

  • 椅子の高さと前後の位置

    前回の『ピアノを弾くときの姿勢』の続きになりますが、良い姿勢を保つためには、椅子の高さと前後の位置が大切です。 まずはじめに椅子の高さですが、どのぐらいが適当でしょうか。低すぎれば手が鍵盤にぶら下がった形になりますし、高すぎれば上滑りに弾くことになります。小さい生徒さんの場合、高すぎるということはほとんど考えられませんが、大人の生徒さんではありがちです。ほとんどの場合、椅子は低すぎることが多いのですが、小学校低学年ぐらいまでだと、ちょうど良い手の高さに合わせて椅子を持ち上げると、足がブラブラ... 続きを読む

    2018年2月4日

  • ピアノを弾くときの姿勢

    13年ぶりに日本に戻って来たのが、2016年の春。早いもので、今年の3月で2年になろうとしています。この間、昨秋亡くなった東京の実家の父の体調が悪く、あまり積極的にピアノを教えることができませんでしたが、友人、知人に頼まれて、自分の生徒さん以外にも、長野や東京で小さな生徒さんから大人の方まで、レベルチェックやレッスンへのアドバイスなどを無料でお引き受けしてきました。様々なお悩みを抱えている生徒さんに出会いましたが、まず驚いたことは、すべての方がご自分にあった椅子の座り方をしていなかったことで... 続きを読む

    2018年1月31日


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