③ドイツ流レッスンとは～結果の平等より、機会の平等

横浜市青葉区奈良～こどもの国のフロイデピアノ教室です。

私は、ドイツ留学で、ドイツ人の学びに対する姿勢に、
日本とは大きな違いを感じることが多々ありました。

日本では、まず一斉に同じ内容をだいたい同じ速度で学習し、
習得すること（＝横並び）が求められます。
小～中学生の間は、出席日数が足りないとか、
何かよほどの事情でもない限り、留年することはありません。

ドイツでは、学ぶ機会は平等に与えられても、結果の保障はなく、
成績が基準に達しなければ、留年は普通にあります。

発言していなければ存在していないのと同じ、
自分の意見を持つのが当たり前、
他人と自分は違って当たり前、
たとえ分からなくても「分からない」と言えることが大事です。

「学ぶ」姿勢に対して、主体的・能動的であることは大前提なので、
日本で勉強していた時よりも、はるかに自分自身と向き合うことが
濃密だったように感じます。

当教室では、生徒さんに常に自ら考えるように指導しています。
レッスンで学んだことを、どの程度自習するかも含めて、
生徒さん自身が決めるように、その結果も含めて任せています。