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青い鳥

ハートピアノ教室




 「“青い鳥”っていうお話を知ってる?」とレッスン中に尋ねると、突然の関係ない話に生徒さんはだいたい目先が変わって目をキラキラさせてくれます。しかし一見関係なさそうな話のしっぽは大事な大事な結論を言う、と決まっておりますです。(ちゃーんと手ぐすねを引いておるのですよ)


 ピアノを弾く時にはただ音を鍵盤で鳴らすだけではなく、情景や色々な気持ちを想像しながら弾いた方が曲の表現として生きたものになります。曲が難しいと、つい弾くことに精一杯になってしまいがちですが、「ここのメロディーはどんな気持ちかな?」とか「どんな色がぴったりかな?」などと想像してみると、弾きたい感じが分かってきます。

 更にピアノがとても上手い友人が教えてくれたのは、“弾きながら具体的な動くものを想像する”こと。動きを想像することで曲の解釈にも動きが生まれるのだそうです。自分でお話を作るのもいいし、知っているお話を想像するのもいいですね。そんな時ぱっと頭に浮かんでくるのがメーテルリンクの“青い鳥”というお話です。



 “青い鳥”はチルチルとミチルという兄妹が幸せの青い鳥をさがす旅を描いたファンタジー。彼らは『夜の御殿』では【病気】や【戦争】に出会ったり、『幸福の花園』では【本当の幸福】と【偽物の幸福】に出会ったりしながら、他にもいろいろな国を旅します。それぞれの場所の幻想的な世界はたくさんの空想と未知のものへの興味の宝庫で、最終的には人として生きる上でのいろいろな問題も考えさせられるあらすじです。

  “青い鳥”を想像しながら弾くというのは一つの例で、何か自分の好きな物語をメロディーから入ってくる感覚と重ね合わせながらピアノを弾くと、自然と表現力が身につくように思います。ピアニストのリヒテルもいろいろな物語を想像しながら弾いていたといいます。

 子供の発想は面白くて「せんせ~あのね~」と、よく大人が考えつかないような想像をして、レッスン中に楽しそうに話してくれることがあります。そんな時は私の方も想像空間を全開にして、可愛いピアニストとしばらくおしゃべりタイムを楽しみます。子供の頃の想像力はとても大事です。柔らかい頭でいろいろな想像をして培った部分の脳は、大人になっても大切な空間となるのだそうです。



 小さい身体で一生懸命笑ったり迷ったりしながらいろんなことを吸収していく生徒さんの愛らしい姿を見ながら、ピアノを通して感性豊かな大人になってほしい、と願う日々です。


 熊本市東区健軍
HEART PIANO ハートピアノ教室



























































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