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中村紘子さんの「ピアニストだって冒険する」を読んで

中村紘子さんが亡くなるひと月前まで書き継がれた
最後のエッセイ集「ピアニストだって冒険する」を読みました。
ピアニストの現状、コンクールの裏側など
ピアニストの立場ではっきりと意見を述べられていて、
とても共感しました。
例えば次のようなことが書かれています。
・浜松国際ピアノコンクールで、日本人と欧米人特にロシア人との違いは、
 響きが無い、固い、単調さである。
・バッハのポリフォニーを何層ものミルフィーユのように音色で美しく弾きわけ、
 生徒に弾いてみせるレッスンのできる先生が、日本には大変少ない。
・日本の子供には時折びっくりするような素晴らしい才能の子供に出会うが、
 10代半ば過ぎになると、ただの平凡なつまらないピアニストとなってしまう。
・トリフォノフが近年の覇者たちの中では一頭地を抜いている。あふれるような
 テンペラメントが素晴らしく高度な技巧に支えられている。
・日本のピアノ界を盛り上げるには、オーラも実力も備わった国際的に通用する
 真のスーパースターの力が必要だが、そんな若者のいる気配はない。

書かれていることが、私達ピアノ教師へのメッセージのようにも思えてきて、
読み終えた後、じーんときました。


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