練習してきなさい

「じゃあこの曲練習しておいで」
ってついつい私も言ってしまうことあるのですが、練習って何のことを言うのだろう。
頭から最後まで弾いて、つっかえて、じゃあもう一回頭から弾いて、つっかえたところもあるけどまぁとりあえず最後まで弾いたから今日は終わり。まぁ、とりあえず頭から最後まで弾いて、何度も何度も弾いたからなんとなく慣れてきた。今日はもう終わり。
そうしたい気分の日はそうしたってもちろんいいけど、でも、保育園や幼稚園や学校や仕事や家事などで心身疲れているのにも関わらずせっかくピアノを練習してくれるなら、もっと効率よく…というか短くても意味のある練習ができる方が良いよな？と思ったりします。
そうしたら弾けるようになるのも早いし、そうしたらもっとピアノ弾きたくなるかもしれないし、そうしたらもっとピアノでやりたいことができるようになるかもしれないから。
相手が大人でも、年齢低めでも、「ここをこのような練習したら、これがこのようにできるようになるから、ここがこうやって弾けるようになるよ。だからお家でピアノ弾く時は、まずここからこうやって練習してみて！」と提案してみます。　“何のために何をしているのか”がわかる方が練習のし甲斐があるし、意味がわかるということはゴールがわかるから、その分頑張れるかな。

やってもやらなくてもいいよ。
今は理解できなくてもいいよ。
面倒くせぇなあと思ってもいいよ。
でも、興味があったら試してみて！　
もし試してくれたら効果は必ずあるから！できなかった所が簡単にできるようになるって楽しいよ！
私も自分が生徒だった時から今でも、試行錯誤して“嬉しい練習”を探し続けています。