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古い2台のピアノ

古いアコースティックピアノをお持ちの生徒さんから、鍵盤が重いというお話を伺いました。

そのうちの一台が、製造から約40年少し経ったアップライトピアノで、もう一台は45年を経過しているグランドピアノです。

前者はお母様が子どもの頃お使いになっていたそうですが、長いこと調律をしないで放置されていた物で、後者は主な使用者がいなくなられた後でさえ、年一回のメンテナンスは怠ったことがないというピアノです。

結論から言うと、現状ではどちらも練習には使用できないコンディションです。

グランドに関しては、元の所有者のお孫さんである今ピアノを習っている子どもさんの所に持って来て再調整の上使用できる状態になる可能性を検討してみたら?というご提案をしましたが、集合住宅という事情があるためそれは難しいということでした。

アップライトに関しては、その方のお知り合いが、「アップライトピアノはテコの比率上、グランドよりタッチが重いのは当たり前だ」と、分かるような分からないような(?)ご意見を下さったとのことで、調律も調整もしないで子どもさんに練習させていたそうです。

子どもさんが「手が痛い」と言い出しても、「重くて弾きにくいピアノで練習した方が、先生のグランドでうまく弾けるに違いない」と思い込まれて、また月日が経ちました。

早くご相談があれば良かったのですが、私がそのことを知ったのは後になってからです。

そのピアノについては、どうなることか未だに行方が見えていません。修理と調整が可能なのか、また可能な場合、それが練習に耐える水準でのことなのか等、簡単には結論が出ない問題のようです。(続)


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