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どっちのブルグミュラー?

今年のブルグミュラーコンクール最終選考の期日が迫ってきました。
さて、欧州では「ブルグミュラー」と言えば、日本で広く知られているフリードリヒ・ヨハン・フランツ・ブルグミュラー(1806年-1874年)の弟であるノルベルト(1810年- 1836年)を指すことを、皆さんはご存知でしたか?
彼はシューマンに認められたほど音楽の才能を示し、メンデルスゾーンは彼のために、葬送行進曲Opus103を書きました。
フリードリヒは、弟の残した作品を収集したり整理することに尽力しました。彼の活動が飛躍してきたのは、実はその後になってからのことです。それ以前も例えば、1830年、ストラスブールにあるアルザス地方音楽祭で初演された彼の作品「チェロ協奏曲」が好評を博したことや、ブルジョア階級の豊かな家庭の子ども達を教える教師としての活躍していたなどの実績はあります。
しかし、チェロ協奏曲の楽譜は消失してしまいました。また、当時の作曲作品の多くは、教養ある人々が家庭でのパーティーを開く際に求められた「ピアノによる軽い音楽」です。この時期の作曲経験が、45歳になったときの彼の作品(Opus100)に大きな影響を与えました。
Opus100は主に子供たちが使用する25曲から成る教則本ですが、Opus109(18の性格的小品集)やOpus105(12のエチュード)には更に音楽的な要素が盛り込まれていますので、ぜひ演奏してみて下さい。


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