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Un, Deux, Trois-flats…ふらっと、ふらっと、ふらっと・・・。

作曲家はそれぞれに豊かな個性を持っていますが、エリック・サティは音楽史上、最大の変人(?!)であったと言われています。

今日は同作曲家による「三つのサラバンド」(Trois Sarabandes)についてお話ししたいと思います。この曲は、かの有名な「ジムナペディ」より少しだけ早い時期に創作されました。

Trois(トロワ)というのはフランス語で「三つ」という意味です。

さて、サティは調性や拍子記号、遂には小節線まで廃止することを実行した作曲家ですから、各音符に振られた臨時記号というものは、絶対的な意味を持ちます。

伝統的な和声理論に基づい書かれた曲であれば、その臨時記号が何の音から派生したものか、音楽を専門に学んだ人なら容易に見抜けます。

つまり、その音が鍵盤上で同一の場所に位置するとしても、例えば、それが「Eのシャープ」であるのか、「Fのナチュラル」なのか、「Gのダブルフラット」なのか、「Dのトリプルシャープ」なのか、旋律の動きや和声進行より、その記譜の根拠を知ることが出来るのです。

しかし、サティの「三つのサラバンド」の作曲法はその範疇にないため、それが困難であると言えます。演奏はいたって簡単です。もし、これが異なった臨時記号を用いて書かれていたとすれば、初見で演奏出来る人は非常に多いことでしょう。

実は、さっきから第一番の冒頭部分を数小節弾いてみているのですが、「その臨時記号がそれでないとならない」という理由を解析することが出来ませんでした。

それで、次のような無謀な結論に至りました。

即ち、サティは、「簡単な曲をあえて難しく見せるために」、或いは、「演奏者が譜読みで大変な思いをするように」、わざと分かりづらい臨時記号を選択したのではないか?ということです。

彼の奔放なスタイルは当時の批評家たちから酷評を受けました。しかし、彼は、彼の後に生まれた音楽家たちに、大きな影響を与えることになりましたね!

Shortly before Satie wrote the Gymnopédies which are probably his most famous works, he composed Trois Sarabande.

They are three dances for solo piano, and are considered his first important works that began to create his reputation as leader in a new sound for French music. He wrote many flats and double flats in this music which makes them seem harder to read than they actually are.

Satie was often reviled by critics who didn't understand his music and unusual ideas and sense of humor.

However, he took music in new directions and influenced composers during his time and many who came after him in the 20th century!


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