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トンプソン氏

導入期のピアノ教本を書いたことで有名なジョン・トンプソン氏は、1889年3月8日に、ペンシルバニア州ウィリアムズタウンで生まれました。彼は、天才児と騒がれたほどの才能を、子どもの頃から見せていたそうです。ピアニストとしてだけではなく、カンザス市にある音楽院の副校長を務めるなど、教育界においても活躍しています。

「トンプソン氏は、ピアノを始めるに適した年齢は何歳と考えていたか?」ということをめぐって議論がなされることがあります。彼のメソッドは、導入期から楽典の解説がしっかりなされているので、恐らく、レッスン開始の年齢は6~7才が良いと考えていたのでないかと考える先生が多いようです。

私の教室には、3才未満のお子さんが入会されたことが、過去、3回ほどあります。お問い合わせだけでしたら、実はもっと多いのですが、0才~3才前半のお子さんだと、まだ意思の疎通が出来なくて、レッスンが難しい場合がありますので、「入会の時期を少しお待ち頂くことを提案させて頂くこと」が何度かありました。

しかし、まだ3歳の誕生日を迎えていないお子さんであっても、グランドピアノを見ただけで興奮して、楽器の持つ異なった音色に嬉々として、ピアノの前から離れないほどピアノが好きになるといったケースもあります。

そういった「生まれつき音楽的素質を呈するお子さん」のご両親には、私は、レッスン開始を急ぐより、なるべく「電子楽器」ではなく、「アコースティックのピアノ」を与えることをお勧めしています。

トンプソン氏のメソッドで分かる通り、身体的、理論的な「演奏技術」は、学齢期になってからでも、遅くはありません。

それまでに身に着けておきたいことは、「弾くこと」ではなく、「音感」と「リズム感」です。コンピューターによって制御された電子楽器のピッチは、倍音を伴う生の楽器とは異なるものなのです。

多くの方は、タッチの「重い」「軽い」を、「アコースティックと電子ピアノの主な相違点」として考えがちですが、実は、奏出される音そのものが異なるということに対する認識をじゅうぶんにお持ちでないこともあります。

「早期教育に関心を持たれる親御さんの期待に応えるために、果たして何が必要か」という課題については、教える側に、単に「楽器を演奏出来るといったこと」以上の経験と知識が必要とされますね。

ウィステリア・ピアノクラスのレッスンで使用しているグランドピアノは、「生徒さんに本物の音を体感して頂きたい」という望みのもとに、2~3カ月に一度のペースで、調律/整調/整音を行っています。


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