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シューマンのアベッグ変奏曲:若き日の挑戦と情熱

皆さん、こんにちは。今回は、昨日お話ししたシューマンの作品、アベッグ変奏曲についてご一緒に見ていきたいと思います。

この作品は、19歳の青年ロベルト・シューマンの初めての作品です。この時期、彼は故郷ツヴィッカウを離れ、学問の街ハイデルベルクの大学で、意に染まぬ法律の勉強をしていました。

しかし、彼の心は音楽に引かれていました。彼はピアノの演奏に長けており、高校の校内コンサートでベートーヴェンの曲に取り組んだり、挑戦的なパッセージのちりばめられた難曲を演奏し、学校のスター的存在でした。その頃のロベルトはピアニストになるという一途な夢を持っていました。

しかし、彼の少年時代は悲しい事件で終わりを告げます。病弱であった姉が自殺を図り、父はその悲しみに耐えきれず命を落としてしまいました。一家の大黒柱を失ったシューマン家は、ロベルトに実務的な職業である法律家、弁護士になる道を強要します。

しかし、ロベルトは母の気持ちを察して法学部に身を投じましたが、彼の心は音楽に引かれていました。そして、彼はアベッグ変奏曲を作曲しました。この作品は、彼が音楽家になることを母親に認めてもらおうという思いが込められています。

この作品は、彼がピアニストとして立つことを志していた時期に反映されており、非常にピアニスティックなパッセージが満載の曲です。また、この作品は彼が初めて作曲した作品であり、既にシューマンが自分らしさを湛えた芸術家であったことを物語っています。

以上、シューマンのアベッグ変奏曲についてのお話でした。次回もお楽しみに!レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合わせください。


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