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リストの「愛の夢」:音楽と詩の融合

今年の発表会では、リストの「愛の夢」を演奏する生徒がいます。この曲は「3つの夜想曲(やそうきょく/ノクターン)」という副題を持つ。第3番が特に有名で、この曲だけ演奏されることが多いです。

甘美な旋律を持つこの作品は、当初はソプラノ向けの歌曲として作曲されましたが、1850年頃に作曲者自身がピアノ独奏版に編曲しました。

元々の第3番の歌詞は、ドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラート(Ferdinand Freiligrath/1810-1876)の詩集「Zwischen den Garben」から「O lieb, so lang du lieben kannst!(おお、愛しうる限り愛せ)」の詩が用いられています。

実は、この詩は優しさにあふれている音楽より激しく、強いものです。歌詞を日本語に意訳すると以下のようになります:

おお、愛しうる限り愛せ!
その時は来る その時は来るのだ
汝が墓の前で嘆き悲しむその時が

心を尽くすのだ 汝の心が燃え上がり
愛を育み 愛を携えるように
愛によってもう一つの心が
温かい鼓動を続ける限り

汝に心開く者あらば
愛のために尽くせ
どんな時も彼の者を喜ばせよ
どんな時も悲しませてはならない

言葉には気をつけよ
悪い言葉はすぐに口をすべる
「ああ神よ、誤解です!」と嘆いても
彼の者は悲しみ立ち去りゆく

この詩と音楽の融合は、リストの「愛の夢」が世界中で愛され続ける理由の一つかもしれません。レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合わせください。


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