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中古ピアノの選び方:ボストンとスタインウェイの比較

ピアノ教室の先生として、生徒さんから中古ピアノの購入相談を受けることがよくあります。日本ではヤマハが最も流通しているブランドですが、欧州製のグランドピアノを希望する方もいらっしゃいます。

スタインウェイとボストン
スタインウェイアンドサンズは一流ブランドですが、高額であること、欧州と日本の気候差によるメンテナンスの難しさなどにより、購入に必要とされる知識と準備はかなりの量になります。そこで、スタインウェイのセカンドブランドと言われる「ボストン」を候補にされる方が多いです。

ボストンはスタインウェイ社による設計でありながら、価格が抑えられていることなどの理由により、非常に注目されているブランドです。当教室でもよく相談を受ける中で、候補に挙げられることが多いブランドの一つです。

ボストンとスタインウェイの違い
ボストンのグランドピアノは、スタインウェイの特許や設計思想を継承しつつ、河合楽器製作所の高度に機械化された製造設備を使用しています。これにより、手作りのスタインウェイとは製造方法の細部が異なります。また、ボストンのグランドピアノは、低音と高音のスケールを変更することで、より伸びのある明瞭な音、そして深みのあるクリアな低音を実現しています。

一方、スタインウェイのグランドピアノは、鍵盤へ加えた力がハンマーに伝わりやすい構造になっており、アクションは普通のピアノに比べて細くなっています。これにより、鍵盤に加えられた力が損なわれるのを最小限に抑えることができます。これらの特性は、スタインウェイのグランドピアノが豊かな音量と明るい響きを持つ一方で、音量が大きくなりすぎて「うるさい」と感じられることを防ぐ可能性があります。

しかし、ピアノの音量や音質は、使用状況や環境、個々の楽器により異なることは言うまでもありません。

まとめ
楽器には好みがあるので、有名ブランドということだけでなく、自分の納得できる楽器を選ぶことが大切です。ボストンのグランドピアノとスタインウェイのグランドピアノは、設計思想や特許技術を共有していますが、それぞれのピアノは独自の特性を持っています。ご購入をお考えの方は、この記事を参考にしてみて下さい。

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