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西風の神ゼピュロス:音楽と神話の交差点 - 第一章

みなさん、こんにちは。昨日は「エウテルペ」という音楽の女神についてお話しました。今日は「ゼピュロス」という名の「西風の神」についてお話ししましょう。

ギリシャ神話には「アネモイ」という4柱の風の神がいて、それぞれの方向を司っています。ゼピュロスはその中の「西風の神」で、芸術作品においては、他の3つに比べ最も多く描かれています。(ただし、資料によっては、風の神が5柱や8柱とされることもあります。)

身近な例として、子どもたちによく演奏されている「花の歌」というグスタフ・ランゲのピアノ曲に、「ゼフィローソ zeffiroso」(「西風のように」)という発想記号のついた小さな装飾音符で書かれたパッセージがあります。ところが、ヨーロッパの西風と日本のそれとは異なることが、解釈を困難にしているようです。

ヨーロッパでは、「西風」は温暖な風として知られ、新たな季節の訪れや生命の再生を象徴しています。これは、暖かい海から吹き付ける風が、ヨーロッパ全体を温めるからです。このため、ヨーロッパの「西風」は、豊かさや生命の躍動、そして季節の織りなすタペストリーを象徴する風ともされています。

一方、日本では、「西風」は季節や地域によって異なる意味を持つことがありますが、これは日本の天候に影響を与える一方で、日常生活に直接関わることは少ないのです。そのため、私たち日本人は「西風」という言葉に対してイメージを思い描くことがほとんどないのです。

次回のブログでは、「アネモイ」について詳しく見ていきます。それでは、次回をお楽しみに。

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