日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

ブルクミュラーの探索:Op.100-23 Le retour

皆さん、こんにちは。 今月は、ヨハン・フリートリッヒ・フランツ・ブルクミュラーが学習者向けに書いた「易しく段階的な25の練習曲 作品100」についてお話しします。 今日は、その中の23番目の作品、「Le retour」について一緒に見ていきましょう。 「Le retour」はフランス語で「帰り道」や「帰還」「再会」を意味します。この曲は、家への帰り道の喜びと、それに伴う子供らしい素直な興奮を表現しています。

この作品には、「非常に興奮して急速に」という意味の発想記号、モルト・アジタート・クヮジ・プレストが指定されています。 連続した和音がその足取りを表現していますが、これにはしっかりとした指と柔軟な手首が必要です。 旋律は和音の最上部に位置しており、他の声部から際立たせるように弾く必要があります。 転調している中間部では、左手が低い音で旋律を奏で、不安と期待が混ざった生き生きとした感情が表現されています。 そして、終わりに近づくと速度と音量が減衰し、最後にはフェルマータのついた和音が、家に帰り着いた安堵感を表すかのように落ち着き払って存在感を示します。

この曲は、友達とおしゃべりしながら学校から帰る日常的な光景とも、長い旅の後にやっと見えてきた故郷の風景に心を躍らせ、遠く離れた異国から帰郷する場面とも解釈できます。 皆さんも、この曲を弾いて、自分の帰り道や大切な人との再会を想像してみてください。 次回は、24番目の作品である「L’hirondelle」についてお話しします。

レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合わせください。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓
↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント