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(第二回)ベートーヴェンの第9交響曲「合唱」の歌詞の意味とメッセージ:平和や自由や人間の尊厳を讃える歌

こんにちは。昨日は第九の歴史についてお話ししました。今日は第九の歌詞についてお話ししたいと思います。

第九の歌詞は、ドイツの詩人フリードリヒ・シラーが1785年に発表した「歓喜に寄せて」という詩に基づいています。 この詩は、フランス革命の影響を受けて、人類の平等や自由や団結を讃える内容になっています。

ベートーヴェンは、この詩に感銘を受けて、自分の交響曲の中に取り入れることを決めました。 しかし、ベートーヴェンは、シラーの詩をそのまま使うのではなく、自分の思想や感情を反映させるために、一部を省略したり、変更したりしました。

ベートーヴェンの第9交響曲「合唱」の歌詞は、以下のようになっています。

O Freunde, nicht diese Töne!/おおu3000友よ、この調べではない! Sondern laßt uns angenehmere/そうではなく、我々をより快い、 anstimmen und freudenvollere./歓喜に満ちた調べに声を合わせよう。

Freude, schöner Götterfunken,/歓喜よ、美しい、神々の火花よ、 Tochter aus Elysium,/楽園からの乙女よ Wir betreten feuertrunken,/私たちは火を飲んで足を踏み入れる、 Himmlische, dein Heiligthum!/神々の、あなたの聖なるところに!

Deine Zauber binden wieder/あなたの魔力が再び結び合わせる、 Was die Mode streng geteilt;/時代が厳しく切り離したものを、 Alle Menschen werden Brüder,/全ての人々は兄弟になる、 Wo dein sanfter Flügel weilt./あなたの柔らかい翼が留まるところで。

Wem der große Wurf gelungen,/偉大な業績を成し遂げた者に、 Eines Freundes Freund zu sein;/友の友となることを、 Wer ein holdes Weib errungen,/愛しい妻を得た者に、 Mische seinen Jubel ein!/その歓喜に加われ!

Ja, wer auch nur eine Seele/はい、たとえ一つの魂だけでも、 Sein nennt auf dem Erdenrund!/この地上で自分のものと呼べる者に! Und wer’s nie gekonnt, der stehle/そして、それができなかった者は、 Weinend sich aus diesem Bund!/泣きながらこの絆から離れよ!

Freude trinken alle Wesen/歓喜を飲む、全ての存在が、 An den Brüsten der Natur;/自然の乳房から、 Alle Guten, alle Bösen/全ての善き者、全ての悪しき者、 Folgen ihrer Rosenspur./そのバラの跡を辿る。

Küsse gab sie uns und Reben,/彼女は私たちにキスとぶどうを与えた、 Einen Freund, geprüft im Tod;/死において試された友を、 Wollust ward dem Wurm gegeben,/歓楽は虫に与えられた、 Und der Cherub steht vor Gott./そしてケルビムは神の前に立つ。

Froh, wie seine Sonnen fliegen/喜びに満ちて、彼の太陽が飛ぶように、 Durch des Himmels prächt’gen Plan,/天の壮大な計画を通して、 Laufet, Brüder, eure Bahn,/走れ、兄弟たち、あなたたちの道を、 Freudig, wie ein Held zum Siegen./勝利へと向かう英雄のように。

Seid umschlungen, Millionen!/抱きしめられよ、何百万もの人々よ! Diesen Kuß der ganzen Welt!/このキスは全世界に捧げる! Brüder, über’m Sternenzelt/兄弟たち、星空の上に、 Muß ein lieber Vater wohnen./愛する父が住んでいなければならない。

Ihr stürzt nieder, Millionen?/あなたたちはひざまずく、何百万もの人々よ? Ahnest du den Schöpfer, Welt?/あなたは創造主を感じる、世界よ? Such’ ihn über’m Sternenzelt!/彼を星空の上で探せ! Über Sternen muß er wohnen./星の上に彼は住んでいなければならない。

明日は、ベートーヴェンの第9交響曲「合唱」の演奏の歴史と現代についてお話します。お楽しみに!

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