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ピアノのメインテナンス

2月の演奏会参加を終えてから、1週間の休みを使ってピアノの鍵盤を修理に出しました。業者さんと調律師さんのすばらしい技術により大変良い状態に直り戻ってきました。心からの感謝を申し上げます。

電子ピアノとアコースティックなピアノを同じものと考えていらっしゃる方がおりますが、ピアノは精密機器なので調律以外にもメインテナンスが必要なのです。そのためには教室を閉めなくてはいけないこともあるので、年末年始やお盆休み、発表会の後は必要な休みでもあるのです。

鍵盤というのは意外にトラブルがあるものです。一番最初のピアノは時代のせいでしたが象牙の鍵盤でした。今でこそワシントン条約だなんだと問題になる象牙ですが、当時はなんでこんなに鍵盤が黄色いのか気に入らず、新しい真っ白な鍵盤のピアノが届いたときは本当にうれしく思いました。象牙の鍵盤に希少価値が出ていることは知っていましたが、置く場所もなく手放しました。

2台目のピアノのときは、メーカーが新たに開発した素材の鍵盤だったせいで真っ黒くなってしまって、教室を新築したときに鍵盤だけ買い換えました。別にピアノを弾く分には支障なかったのですが、新しい空間に古いものは極端に不釣り合いと感じて取り替えることにしました。新しくなって気持ちよく再スタートできたと思ったのですが、環境が変わって我慢できないほどに不具合が出るようになって買い替えることになりました。とても大切なピアノだったのですが泣く泣く手放しました。

ピアノの先生たちの話を聞くと、ちょっと目を離したすきに、連れの赤ちゃんがペダルのところまでハイハイして行っておかしくなってしまったり、興味津々の小さい子に心臓部みたいな弦を素手で触られて錆びつかせてしまったり、本当に思いもかけないことが起きるそうで、なんだかんだとメインテナンスが必要です。

最近はマニキュアをつけて演奏をしているピアニストが出現したりして、目が点になりそうですが、マニキュアが鍵盤についてとれなくなった話も聞いたことがあります。いつだったかは大人の生徒さんのダイヤの指輪で鍵盤に傷がついたこともありました。ちっちゃな傷だったので気にしないことにしましたが、しばらく気持ちが凹んでしまいました。他の楽器と違って自分の楽器を持って歩けないのがピアノの特徴でもあります。どうぞ大切に扱ってくださいますようお願い申し上げます。


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