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楽譜を速く読む

教えているうちに耳がいい人は思ったより少ないことがわかった。一時やたら騒がれた絶対音感が身についても、ピアノ以外の音だと全くわからない人もいる。となると頼るのは楽譜。楽譜が読めるようになると、楽譜さえあればいつでも歌うことができる。読書をするように楽譜を読み進めると、どんな音楽なのかがわかって知らない世界に入っていける。

ワークブックで数をこなすのは必須であろう。週1のペースでこなして読めるようになる子もいるけれど、昔とちがって1週間他の習い事がびっちり詰まっている生徒さんは「ピアノを練習する時間がない」=「楽譜を何度も読む訓練がされない」結果、楽譜が読めないままの子が非常に多い。

最近では極初歩のレベルだけでなく、加線が何本も使われているレベルや、和音を読む訓練できるワークブックがあるので是非使ってみてくださいとお勧めする。

それと教えていてわかったのは、楽譜が読めない人は、眼の動きが遅いというか、かたまりで読むセンスがないことがわかる。それは大学時代に習った、初見が得意な人は読む速度が圧倒的に速いという研究結果を裏付ける内容で興味深い。

なんというか、あいうえおを覚えても、しばらくは、わ・た・し・は・状態で意味をなさない状態のままでいるのと似ている。譜読みが速い生徒さんは、フレーズ(節)という概念がなくとも、いつのまにかフレーズで読んでいるので読むのが速い。

これは、速読法と感覚が似ている。最近ピアノが急激に上手になった生徒さんがいて、大人になったのかなあと眺めていたら、おうちでお母様と速読の練習をしていることがわかった。一応やったけどそれほど効果があるわけでも...と本人。教室で一緒にやってみたら、とても日本語を読むのが速くてびっくりしてしまった。いやいや十分に効果は出ていそうだぞ!!

最近本屋さんの教育関係の部門に行くと、やたら「発達の気になる子を伸ばす」とか言って、視力ではなく「視覚機能」トレーニングの本が並んでいる。目を使う能力が現代社会ではうまく育たないことでもあるのかな?別に発達に問題がない子でも参考にして実践できる基本中の基なのだと思って眺めてきた。ご興味のある方はインターネットでも検索できるのでどうぞ。


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