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音楽講師に必要とされる総合力

 お盆が休みが明けて、サラリーマンの人たちは会社生活が再開しましたね。しかし、猛暑が相変わらず続いてますね・・・。

 私は数年前に、自分の教室の特色として作曲専攻を武器にしてソルフェージュ教育に力を入れた問題を沢山作成しました。私の師匠の下でレッスン受講を再開し、ピアノ講師としてやっていくために必要な能力を身に付けるために、指導者ソルフェージュをはじめとするレッスンを受講しております。しかし、私がこれまで師匠の下で学習してきた事は、高校生で入門した時よりもレベルアップしていて、音大・音高受験を希望する子たちは普通に月2回のグループレッスンでやっている事なのです。悲しい事ですが、現役講師たちがこういった事になかなか追いつけないのが現状です。

 まずは現役講師たちが苦手とする楽典問題です。普通に問題集などで学習して受験対策でやってきた事よりも応用力が問われます。この写真は私が作成した楽典問題で、師匠の出題する内容と似たタイプのものです。音程、コードネーム、和音の種類をミックスして答える問題は、なかなかないと思います。1つの問いでは、2種類の音程が出題されてそれらを答えます。答えた2種類の音程を組み合わせて、和音の種類とコードネームを両方答える問題は、かなりの応用力を問われますし、頭の体操にもなります。他にも、音階問題ではただト音記号とヘ音記号に書くだけでなく、ハ音記号に書く問題もあります。ハ音記号といえば、ヴィオラのアルト譜表などが参考になります。ちなみにこういった楽典問題は、うちの師匠が毎回音大・音高受験希望者向けのグループレッスンで実施しているミニテストです。

 そして聴音問題で、この写真は私が作曲した問題で基本的には上級者向けです。通常の音大受験では単旋律、2声といった問題が中心ですが、ハイレベルな学校では4声和音も出題されます。また、学ぶ調性はハ長調やその他#(シャープ)に♭(フラット)が少な目の調号が中心で、お洒落な凝ったハーモニーもほとんど出てきません。しかし、私の作成した問題はリズムの動きは易し目だが調号が少ないものから多めのものまであり、お洒落なハーモニーも入ってます。そして、単旋律問題は定番のト音記号をやるだけでなく、ヘ音記号も出題します。

 普通の聴音ではなかなかやらない、伴奏付メロディーの問題です。これは大譜表で設定しておいてメロディーだけを聴き取って書くものです。時と場合によっては、伴奏を録音して宿題にする事もありますが、これをレッスンのうちに聴き取れたら天才です!!

そしてこちらが先ほどの伴奏付メロディーと似たパターンの、伴奏付リズムです。この楽譜は「ソ」の音のリズムだけを聴き取るのです。伴奏付リズムのパターンは、メロディーラインがない分同じ音だけが連続してリズムパターンを変えて出てくるので、バックの伴奏は場面に合わせてコードが変化していく楽曲なのです。

 本来ならば、音大生はもちろんの事講師たちも学習しなければならない、プロフェッショナルのためのソルフェージュです。試験範囲の問題をやる事においては特に問題ないのですが、その延長として応用するなら色々なパターンのソルフェージュ課題の楽曲も学習しなければ、本当の意味で勉強になりません。聴音や新曲視唱(初見の歌)の問題は、ただ問題をその場で解いて終わらないで、次のステップとして楽曲演奏して移調をやると、本当の意味でソルフェージュや楽典の力がつくと思います。

 私も決して偉そうな事は言えませんが、ピアノの初見が不得意ですし演奏力を上げなきゃいけないですね・・・。

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