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学ぶ事の重み

 「ウケの良い教室とは・・・」の記事が大好評なので、これの続編を書きたいと思います。

 そもそも音楽教室で学ぶ目的は、どういったものでしょうか。圧倒的に多い理由が、ピアノが弾けるようになりたいといった事でしょう。しかし、ピアノが弾けるようになりたいなら、楽譜を読む能力もなければ先へ進めません。楽譜というのは、お料理でいえばレシピ本になり、国語のお勉強に例えると本を読み解いていく事となります。しかし、意外な事に楽譜読みをないがしろにされているのが、現状です。要するに、文字が読めずに文法もわからないまま放置されてる事と同じです。

 大手音楽教室から当教室ヘ移りたいとお考えの方々もいるかもしれませんが、これまで体験レッスンで色々な生徒さんを見てきました。普通にピアノで音を拾う事が出来ても、表記されてる楽語や強弱記号を見落としているため、無表情な薄っぺらい音色で、適当なテンポ設定で演奏されてるお子様が圧倒的に多いのです。また、楽曲の題名に合わせて教材に挿絵が描かれているので、それを見てどういったイメージなのかを思い浮かべて、演奏してほしいと思いました。

 賢いお子様であれば、楽曲のイメージなどを思い浮かべてみてごらんと聞いてみたら、少しずつ音色が良くなってきて、目を輝かせて演奏する事ができますが、ひどいケースであれば何もかもが駄目ですね。お子様は大人が思っている以上に純粋で創造力があり、賢いのです。

 私としては、お子様の長所と個性を伸ばしてきたいのにもかかわらず、保護者の方がそれに対して横槍入れて文句言うのは非常に厄介です。生き生きと輝いた瞳のお子様が上達していく事に対して、自分には解釈が難しかったり、音楽を本格的に学ぶわけでもないから普通にピアノを弾くだけにしてほしいなど、とんでもない要求をする保護者の考え方が実は間違っているのです。お月謝を安くするための目的なのかよくわからないのですが、このような考え方ではお子様がのびのびとピアノを弾けなくなりますし、束縛や圧力が原因でピアノから離れてしまい、次第に屈折か反抗するようになります。

 昔の音楽教室では、とにかく真面目に音を間違えないで弾く事を前提とされてましたが、今は読譜(楽譜に書いてある事の奥深さの追求)や表現力を重視するようになりました。欧米のピアノコンクールでは、メカニック面に読譜もチェックしますが、それよりは自分がステージで何を表現したいのかを問われます。ここ最近、日本のピアノコンクールもそういった傾向になってきてますので、まず小さいうちは楽曲の挿絵を見ながらのイメージ力、楽曲のモチーフの見極めなどを重視していきます。ピアノ演奏においては、身体の基礎トレーニングとしてお手玉体操でリズム感や手の運動神経を高めていき、指先で掴んで動く指を作る事のトレーニングで玉紐を使用し、それらを応用してメカニックの土台を作っていきたいと思います。

 決して安くないレッスン料金を無駄にしたくないのなら、とにかくこの記事を繰り返し読んでレッスンを受講するよう、お願い申し上げます。ピアノのお稽古は、教育の一環です。

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