指導者として

　９月中旬ですが、まだまだ暑いですね・・・。

　私は指導歴３年で経験が浅く、色々とお勉強しなければいけな
い事があります。しかも、私は作曲科出身でピアノを数年間辞め
ていて、音大卒業後には一般社会のお仕事を色々と経験してき
ました。ピアノ科出身者ほど、ピアノの細かいテクニックは上手で
はないので、今でも個人レッスンで師匠から指導を受けており、尚
且つ指導者セミナー（ＰＴＮＡ主催）などを受講しております。また、
指導者セミナーを受講しなければ、時代に取り残されてしまうのも
事実です。

　私が小さかった頃、ピアノの個人レッスンといえば３０分以内で、
１曲やって終わりといったやり方でした。ワークブックや教具など
を使用して、楽典やソルフェージュの入り口となる指導を受けてき
た記憶がありませんし、その重要性を知ったのは高１の時に、今
の師匠に師事してからでした。基本的に、世間一般では楽典やソ
ルフェージュの勉強を音大・音高受験の時に開始するケースがほ
とんどですが、小さい時から個人もしくはグループで、教具を使用
した楽典やソルフェージュの楽しいお勉強をやるべきではないので
しょうか。３０分１曲マスターのレッスンでは、生徒さんのやる気や
基礎力の欠落の加えて、指導者の実力もそんなに上がらないと、
私は思います。ただし、これは熱心な指導者のケースかもしれま
せん。

　私は指導者セミナーに出かけて、小さな生徒さんへの指導におい
ては大変勉強になります。また、講座を担当されてらっしゃる先生方
の声のかけ方や言葉の使い方などは、大変参考になりますし、指導
歴の長さに加えて、人間的に貫禄があると感じます。これからも、私
は指導者セミナーを受講し、スキルアップをしていきたいと思います。