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美しい手のフォーム

 本日は晴れて照りつける太陽で、暑かったですね・・・。しかし、
夜になると涼しくなるこの頃ですね。

 ピアノを弾くには、美しい手のフォームを作るのが欠かせませ
んよね。私は小さい頃、手のフォームを作るには卵型に作りま
しょうと、先生から教わりました。片手をグー、もう片方の手をパ
ーにして、パーにした手でグーを掴むというやり方でした。この
やり方が、小さな子供にとってわかりやすい説明だと思います。
さらに、手と指をつなぐ第3関節は、コブコブの山を作らなけれ
ばいけません。その理由は、関節の山が指を動かしやすくする
ための、役目となっているからです。手のフォームが美しけれ
ば、響きも自然と美しくなります。

 ただ、普通に卵型の手を作れて一本指でピアノが弾けたとして
も、芯のある美しい音を出して動く指を作るには、また別のトレー
ニングが必要となります。私のレッスンでは、250gのお手玉とル
ープエンドに紐を通した玉紐という、シンプルかつ特殊な教具で
トレーニングしております。250gのお手玉は、手の重さを乗せて
掴むための練習であり、また手首や腕を柔らかくするためのトレ
ーニングで、体操の一環として実施しております。動く指を作るた
めのトレーニングでは、玉紐で1-2,1-3,1-4,1-5の指
の組み合わせでループエンドを掴み、親指を引っ掛けてへこんだ
マムシ指を直すために、実施しております。これらのトレーニング
を繰り返し行うと、手の形が自然と卵型へ近づき、指も自然と動く
ようになります。

 小さなお子様の教本として、私が特にお勧めするのが、バスティ
ン・ピアノパーティーシリーズの併用曲集「みんな知ってる!!プ
レリーディング曲集」(東音企画)です。この本の目的は、5指で
弾ける楽しい子供の楽曲が中心で、全調に移調できる指の体操の
ためのものです。両手の指番号、音符と歌詞が書かれていて、ハ
長調のポジションが鍵盤図で出ております。これは頭と指の体操
になるので、熱心に練習されたら楽典能力が高く、頭脳明晰で指
の動くピアノの上手なお子様に育つと思います。

 手指トレーニングは先生によって、色々と指導法は違いますが、
昔ながらの指を高く上げるハイフィンガー奏法は、指を腱鞘炎に
する原因となっております。ヨーロッパでは早い段階で廃止され
ましたが、日本では長い間指導されてきました。しかし、ヨーロッ
パの音楽院の先生たちが日本で公開レッスンをされた際、それを
今でも指導してる事に驚かれたようです。もちろん、それを厳しく
批判されたので、今から十数年前に序々に廃止されるようになっ
たそうです。

 美しい手のフォームを作る訓練を小さい時からされてると、音も
美しくなるので、私はレッスンで必ず手指トレーニングを実施しま
すし、お勧めです。


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