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ポピュラー音楽と現代音楽の違い

 8月最後の日曜日となり、この時期の思い出といえば、学校
の夏休みの宿題が終わってなかった事を思い出しますね。

 さて、本題に入りますが、ポピュラー音楽と現代音楽の違い
について、私の父から聞かれました。

 ポピュラー音楽といえば、TVやラジオから流れるヒット曲(歌
謡曲やポップスなどのニュー・ミュージック)はもちろんのこと、
ジャズ、ミュージカルや映画音楽なども含まれます。手軽に聴
けて、覚えやすいメロディー、ハーモニーに歌詞が書かれてい
るので、「popular=人気」という言葉の意味も含めて、そう呼
ばれるのではないでしょうか。簡単にいうと、大衆化された音楽
ですね。しかし、楽曲のコード進行はクラシックをベースにして
おりますが、響きを柔らかくするために代理コード(サブⅤ7など)
が使われたりしております。サブⅤ7とは、クラシック和声では本
来Ⅱ度からⅤ7度へ進行すべきところで、そこへは行かずにⅡ
度のベース音(根音)が半音下がり、その音を根音とするⅤ7へ
の進行です。そして最後は、Ⅰ度へと解決します。(例えばⅡ度
(Dm)からⅤ7度(G7)へ行くのに対し、その音を和らげるために
サブⅤ7度へ行くならば、コードはD♭7となります。そしてサブ
Ⅴ7度(D♭7)から、Ⅰ度へ進行する時のコードはCです。)その
中の共通音が2音(シとファ)あるために、サブⅤ7と名付けられ
ました。

 現代音楽といえば、20世紀に入ってからの不協和音を機能和
声から解放し、無調性音楽が誕生すると共に、複雑なリズムも
出てきました。その代表格の作曲家といえば、シェーンベルク、ベ
ルク、ストラヴィンスキーや、メシアンなどでしょうか。また、ドビュ
ッシーが機能和声を否定し、スクリャービンが独自の神秘主義的
な道を進んだことにおいては、全く別の形ではあるが、調性が曖
昧になってきたと言えるでしょう。また、ミステリーやホラーものの
ドラマや映画で、緊張感高まるシーンでは無調性の楽曲をよく聴
きます。

 何だか作曲科向けの難しいお話になってしまいましたが、これに
興味関心を持ってくださった方々には、感謝の気持ちを込めてお礼
申し上げます。


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