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和声について

 連日の熱帯夜に、30度を超える日中の暑さ・・・。

 私は以前、作曲科出身でオリジナル曲を演奏会で自作自
演したと、お話ししましたね。作曲する時、まず頭に浮かぶの
はモチーフのメロディーでして、それに適したコードを五線紙
に書きます。同じメロディーを繰り返すときには、同じコードを
使用して伴奏形に少し変化をもたらしたり、またコードを部分
的に変えるなど、様々な仕掛けと工夫を凝らしています。

 音大作曲科に入学するには、和声とメロディー創作などが
必修となります。他に和声が入試で必修となるのは、楽理科
や指揮科などが有名ですね。古典派音楽が音楽の基礎を
作っているという理由もあり、ドイツ古典派和声の串団子和
音の構成から、お勉強しますね。しかも、日本のピアノ教育
ではこれまで、導入教材といえばバイエルでお勉強された方
が中心ですし、日本人ならではの、古典派音楽に対する思
い入れの強さもあると、私は思います。音大の声楽科、器楽
科、教育科などは、入学したら和声が必修科目となりますが、
コード進行する時の共通音や声部の動かし方など、色々と
理屈的なお話しを授業で聞いていて、挫折された方たちは数
多くいらっしゃるかもしれません。この文章を読んで、気分を
悪くされた方には、誠に申し訳なく思います・・・。

 コード進行においては、小学生の子供のレッスンでⅠ-Ⅴ7-Ⅰ
を説明する時には、「自宅から学校へ出かけ、自宅に戻る」とい
った、たとえ話をしております。音大でも、先生によってはこのよう
な説明をされる先生もいらっしゃるかもしれませんが、学術用語
ばかり話していて、意味がわからないまま終わってしまった方た
ちは多いかもしれません。

 ドイツ古典派和声にせよ、ポピュラー音楽のコードネームに
おいても、熱心に勉強して最後にたどり着く場所は、皆同じです
ね。コードネームにおいては、英語で音名を覚え、和音のルート
(根音)の音がコードネームになります。短三和音であれば、m
(マイナー)と付いたり、属7であれば7(セブンス)と付くなど、
様々ですが、基本的には漢字を覚える事と同じですね。

 ただがむしゃらに楽曲を弾くだけでなく、ピアノアレンジされたポ
ピュラー曲のコードネームに解説をよく見て、シンプルな和音掴み
からの即興演奏の基礎練習をすると、色々と勉強になります。わ
からない時は、メロディーと簡単な和音にコードネームを五線紙
に書き、それを漢字のように見立てて感覚を掴み、自分流の伴奏
アレンジで変えてみたりと、色々実践してみてください。


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