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本当のその子の姿

もう30年くらい前の生徒さん、お母さんに連れられて小1の春に、ピアノ教室にやって来ました。



びっくりするくらい手に力が入っていて、ドレミファソと弾くだけでもひと苦労でした。



人見知りではないけれど、あまり話をするタイプではありませんでした。



ショートカットでスカートが嫌いなボーイッシュな女の子のⅯちゃん。



ピアノが得意なタイプではなかったけれど、素朴で可愛らしい子でした。



発表会にどんな曲が弾きたい?って聞いたら、彼女の答えは、



金の足ふみがしたい!でした。



ん~~?ペダルを踏む曲が弾きたいのね!って笑っちゃいました。



そんな彼女が中学3年生になった時、ピアノのレッスンに来たら爪が長かったので、



明日デートで爪長くないと困るとか何か理由ある?と聞いたら、



何もありません。と言うので、じゃあ先生が切っちゃうよー!と言って短く切りました。



その後、その話をしたら、中1の女の子が、えーーー‼と叫んで、



Ⅿ先輩にそんなことして大丈夫でしたか?と聞かれました。



何で?普通に切っちゃったけど。と言うと、



Ⅿ先輩不良の番長なんですよ‼とのことでした。



学校では先生にもにらみをきかせているという話だったけど、ピアノ教室に来た時は、



小さい時と全く変わらない笑顔で、私の中学時代のくだらないエピソードを聞いては、



クスクス笑っていました。



他の中学生に聞いた話は、Ⅿちゃんに聞くこともなく、それまで通りに接しました。



中学卒業と同時にピアノ教室も卒業しました。最後はお母さんと一緒に挨拶に来てくれました。



たくさんの人が見たⅯちゃんと、ピアノ教室のⅯちゃん、どっちが本当のⅯちゃんの姿なのでしょうか?



私は、ピアノ教室のⅯちゃんが本当のⅯちゃんだと思います。だって、小学校1年生の時から、何も変わっていないのですから。



ピアノ教室にいる時だけでも、リラックスできる空間を作ってあげたいなと思います。


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