ショパンコンクール2次予選4日目

 2次予選最終日、猛烈に楽しかったなあ。
 韓国、スーヨンキムさん、酔わせてくれる美意識の高い演奏。なにしろすべてが洒落ていて、りきみなく自然なのに個性がにじみでる、お手本のような人。熱狂的ファンがすでにたくさんいそう。女性らしい柔らかさを常に失わないのも強さなのだと教えてくれる。
 そして、まっこう勝負、小林愛実さんは気迫と曲への没頭で深い精神世界へ誘う、魅力爆発、といった渾身の演奏。体幹をしっかりさせて張り詰めた糸を震わせるような聴く人に緊張を強いるスタイルは、ユリアンナさんを彷彿とさせる。ただちょっと疲れる。フォルテシモは輪郭がぼやけたのがおしい。
 ポーランド勢で一番好きなヤクブさん、音にとげがないふくよかな音楽
 京増さん、まるで愛する女性に触れるようなやさしいタッチ。でも愛しすぎるが故言いたいことも言えず、。。。とならないといいなあ。粘りある音が心地よいのだから、もっと開放してもよいのじゃないか?
 韓国、ヒョク リーさん、和声感あり、バスを効果的に使って立体感ある楽しい演奏。ずっと聴いていたくなる。
 カナダ、ブルースさん、ちょっと硬いか?とおもったけれど乗ってくると推進力が出てわくわくさせてくれる人。午後のみんなは粒ぞろい。最後のポーランドの方はいないの?
 もう、2次の結果がでたみたいだけど見るのが怖い。ここで落ちるのはプロとしてつらいだろうなあ。 







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