436回目のブログ

「私のことーピアノを弾くことー音楽と向き合う時は？　などなど」Vol.226

　「いかにテクニックを身に付け、それを向上させていくのか」について、お話をしています。
　私自身についての続きをお話いたします。
　前回のブログ(435回目）の続きをお話いたします。
　3日前に開催された、くにたち市民芸術ホールのロビーにての「ランチタイム・コンサート」についての続きをお話いたします。　
　四曲目は、「トゥーランドット・ファンタジー」を演奏いたしました。なぜこの「愛と平和のコンサート」と題されたこのコンサートで、「トゥーランドット・ファンタジー」を演奏したのか？というと…。
　このオペラは、中国が舞台になっています。トゥーランドットという漢民族のこのお姫様は、「氷のような姫君」と言われていました。なぜかと言うと、復讐心に燃えていて、彼女への求婚者である異民族の王子たちが、彼女が出す３つの謎に答えられないと、次から次へと処刑していったのです。ですから、トゥーランドット姫は独裁者であったわけです。ところが、彼女への求婚者である、ある若者によって、「氷のような姫君」から「愛」へのお姫様に変わっていくお話なのです。そして、愛に目覚めたトゥーランドット姫は、もう二度と復讐心に燃えることなく、国に平和が戻ってきたのです。
　今この21世紀に、地球の何処かで独裁者の手によって、不本意な戦争が行なわれています。ですから、この「トゥーランドット」のように、今、この独裁者の心を変えてくれるような人物が現われたらいいなと言う思いを込めて、この「トゥーランドット・ファンタジー」を、ストーリーを交えながら演奏をいたしました。そして、皆様方、かなり感銘を受けて下さったようです。