289回目のブログ

「私のこと―ピアノを弾くことー音楽と向き合う時は？　などなど」Vol.79

　来たる6月17日（木）午後5時より　麻生区役所ロビーにて開催される「トワイライトミュージック」について、お話ししています。私共のフルートとピアノによる、30分間のコンサートです。
　今回はプログラムの第四曲目について、お話しいたします。
　第四曲目は、今年生誕100年を迎える、アルゼンチンのバンドネオン奏者であり作曲家のアストロ・ピアソラ作曲の「リベルタンゴ」を演奏いたします。この曲はかつて、ヨーヨー・マのチェロにより、一世を風靡した曲です。テレビコマーシャルにも使われたほどです。
　この曲の印象的なことは、終始インパクトある強烈なリズムが流れているということです。最初は、このリズムをフルートとピアノのユニゾンで演奏いたします。次に、ピアノが奏でるこの終始インパクトある強烈なリズムに載り、フルートがメロディーを奏でていきます。そしてそのあと、ピアノがメロディーを奏でフルートは、リズミカルなオブリガートを付けていきます。間に例のあのリズムを挟んで、ピアノソロで、カデンツァ風に腕を披露いたします。続く、あのピアノの強烈なリズムに載り、フルートもテクニックをアピールしていきます。そして互いに白熱しながら、終始インパクトある演奏を続け、華やかに曲が閉じられます。