人生最後の音楽会　最後の歌・・・

私は自分のライフワークとして

ホスピス病棟での音楽ボランティアをやっています。
私の父もなくなる前に京都のホスピスにお世話になり
私から見たら幸せな最後を過ごすことができました。

ホスピス病棟での音楽ボランティアはやがて
最初に初めた川崎社会保険病院から数えると
やがて15年になります。

筑波病院では、今回が44回目

プログラムを決めて、ピアニストに連絡
二人で合わせてみて、このプログラムでいいか確認。

曲目を入れ替えたり、新しく加えたり
いくつかの作業を経て、プログラム決定。

病棟に掲示していただくチラシを作成して
添付して送る。

その後決定したプログラムと歌詞カードを作成して
当日配っていただくために、ボランティア係の方に添付して送る

決めた曲を暗譜して歌えるように練習・・・

そして当日を迎えます。

コンサートそのものは30分ですが、
それまでにかかる時間は・・・

今日聴きに来てくださった方が、コンサートを録音していいかと
おっしゃいました。
 
前回の時は聴きに来れたんだけど、
今日はもう病状が悪くここまでも来れないので
・・・この世の最後の歌として、聴かせてあげたいのです・・・
 
私も涙ぐみそうになりました。
「もちろんどうぞ。ありがとうございます。」
そういうのが、精一杯でした。
 
こんな私の歌が役に立つのなら・・・
身の引き締まる思いで
 
そして自分の歌が役立つのなら
ボランティアを続けるためにも
 
また歌の練習に励まなくては
そんな思いを胸に、帰路につきました。